2013年11月24日日曜日

都会を眠らせて


音楽の話です。

20th Century Flight 光の彼方に / スパイラルライフ

懐かしい!BAKU→スパイラルライフ→AIRを経て、Laika Came Back(←今ココ)の車谷さんですが、やっぱりスパイラルライフが一番好きですね。とくにこの曲は、90年代の雰囲気をたっぷり染み込ませたプロモーションビデオも魅力です。でも車谷さんはミクスチャーパンク、ハードコア、アコースティクサウンド等、本当に様々なジャンルの曲を作っていくんですね。同一人物とは思えない程です。ドラゴンアッシュの降谷さん、RIZEのジェシー(ライズのジェシーて!)とコラボしたアルバム「Flying colors」は賛否両論ありますが、私は好きです。普通にカッコ良いし、音楽に無理がない所が、素敵です。ちなみにAIRといえば必ず思い浮かぶ、同じ名前のアーティスト。AIRはAIRでも、こっちはフランス人です。Surfing On A RocketRunの2曲がおすすめです。全然関連ないのにセットで紹介してしまいました。さ、さすが音楽業界のジャパネットたかたの社長はんや~!!


黄金WAVE / SPARTA LOCALS

出ました。(自分で書いておいて出たもクソもない)スパルタローカルズ!!!知らない間に解散していたそうです!!SHOCK!ていうか解散2009年!結構前やんけ!!でも、これから先、100年後も、地球が滅亡しようとも、聞きます!!脱出用ロケットの中で、太陽の周りをグルグル回り続けながら宇宙空間で永遠に聞きます!錆びた金属のような、味のあるキレッキレのボーカル、なぜかしら漂う昭和の臭い。“くだらん冗談に うしろめたさなど感じたくはない”というフレーズも心底シビれます。声もメロディも、何かこう、いい感じに垢抜けてなくて、久々に「 時は来た。 - リ・イマジネーション(再創造)- 」って感じになったバンドでした。本当に解散してしまったのが惜しいです。でもそれだけ応援してたなら解散してたのぐらい知ってろよって感じですね。確か2009年は大乱闘スマッシュブラザーズにはまっていました。すみませんでした。

同じくスパルタローカルズの「Peace」もめちゃくちゃカッコイイです。黄金WAVEの次に好きなんですが、もうこれは僅差です!!!とくに後半、2分29秒あたりから畳み掛けるようにかきならすギターがかっこよすぎる。一見、このバンドの男臭さに、敬遠してしまうかもしれませんが、たぎるぜ、男汁!的なバンドではなく、節々に彼等特有の軟弱さも、ちゃんとあるような気がします。こう、無難というか、良い感じに収まってるテイストで俺達は終わらたくないんや!という、爪痕の残し方が良いですね。名曲やんかいさ!!!あとPOGOもかっこいいな。久しぶりに聞いたけどこれは今更アルバム全部買いしてしまう勢いやんかいさ。2009年、スーファミのコントローラーを持ったまま正座で寝てしまうほど桃太郎電鉄HAPPYをやりこんでさえいなければ、こんな事にはならなかったの・・・か?

Kids / MGMT

今更ですが、MGMTの「Kids」。大好きなので載せます。公式のプロモーションビデオなのですが(なぜかPVが2つ存在する…なぜだ!)2、3歳児くらいの幼児にこんな事して大丈夫なのか?と本気で心配してしまうストーリーになっています。大人でもこんな事されたら一生心に傷を負うと思いますが、その辺は外人さんですし、良いんでしょうね。このPV、後半の意味不明のアニメーションがめちゃくちゃ好きです。弾ける子供、ホットドッグ、ピザ、シンプルに気が狂っている。でも可愛すぎるよ。アニメといえば坂本慎太郎の「君はそう決めた」の手作りアニメも、良かったね。


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音楽のパフォーマンスの話です。

私は、気が狂ってます、型にはまってません的なパフォーマンスをするバンドが、苦手です。偏見だったら申し訳ありません。しかし、本当に型にはまっていないのであれば、それをパフォーマンスという形で表現して、一番分かりやすい状態で伝える必要はないのでは?と。音楽というのは、やけに派手な演出をしたり、駄々をこねる必要はないと思うのです。それを言うと、私が敬愛する「頭脳警察」や「ばちかぶり」なんて、エグいパフォーマンスの先駆け的な所もあると思います。ていうかそんな事を言い出したら、ジミ・ヘンドリクスなんて歯でギター弾いてるし、てかギター燃やしてるし。まさに今の話で言う所の、恥ずべき音楽になってしまいますね。でもジミ・ヘンさんは、いいじゃないですかァ~ッ!(部長には逆らえない係長みたいな卑屈な顔で)いや、もう、別に僕はジミヘンの親戚でもなければ幼少期に川で溺れて死に掛けてた所をジミヘン似の人に助けてもらった過去もないので、とくに思い入れはないのですが、抑圧された時代のパフォーマンスと現代のパフォーマンスってやっぱり何か違うんじゃないか?と。ジミヘンには、ベトナム戦争ダメ、反対!という意思が根底に流れていたパフォーマンス、また、そういう時代に生きていた人達の「なんかやってくれへんか!ジミヘン!!!!あ、さん付け忘れた、ジミさん!!」的な思いが込められているが故に扇動された部分もあると思うので(いやよう知らんけども!そんなんやったんちゃうん!)とにかくジミヘンさんと、ライブ中に舞台の上で炊飯器でお米を炊いてその上に脱糞(脱糞て、また凄い字面だなぁ)をした田口トモロヲさんを一緒にはできません。ていうかトモロヲさんのそういう所、ほんとダメよ。随分昔の話を今更持ち出して、これじゃあいつまでも元カノの事にこだわってる女みたいで申し訳ないですが。なんといいますか、「パンク」という便利な言葉を隠れ蓑にして、音楽とは関係のないもので勝負するバンドは、やはり、頭脳警察もばちかぶりも含めて、面倒くさいです。でもただ、私はダントツで頭脳警察も、田口トモロヲさんも、好きです。果てしなく好きです。でも舞台の上で射精したり嘔吐したり大便したりするのは、なんか私の思う「コア・パンク」とは、別の所に存在していると思います!だからチェーンソーで誤って自分の足を切るなんて、もっての他だゾ、と、山塚アイさんにお伝えしたいところですが、でも、ライブハウスの壁を壊しながら登場する、というのは、面白いと思います。あと「とにかくもう何でもいいから『え、そんなことやっちゃうの?』っていう限界を振り切って、とにかく危ない事がしたい、ハチャメチャに突き抜けたい!」という衝動、また、その状態に突入してしまうと、本当に「もっと危険な事をやろう、アヘアヘ」状態に陥って、限度というものを見失ってしまう事は、誰しもありますので、ここは、仏のジミー。皆さんの数々の、暴挙、今ここで、赦したいと思います。アーメン!(だったらこの長い話は一体何だったんだ)
でもパフォーマンスがキライだっていう話ではないんですよ。あくまで、なんていうか、もう、お前ナァ、その「ぶっ飛んでる」ふり、ヤミロ!と言いたくなる、わざとらしい演出が、苦手なのです(山塚アイさんは「ふり」じゃなかったから、余計に手がつけられない)でもまあ、昔、確か糸井重里さんだったと思いますが、「とがってないと、丸くなれないからね」という言葉のとおり、そういう、パンクというものが何が何だか解らずに、大暴れする時期というのは、必要なものなのかもしれません。

「Q. じゃあお前の言うパンクってなによ?メーン?」と顔面の距離わずか3センチメートルで迫られたら、私の答えは「A. ジョニー・ロットン」です。これ以外に無い!!!!!おじさんになってからの愉快なジョニーロットンも含めて、大好きです。彼こそがパンク。真髄のパンク。存在全てがパンク。パンク寸前のファンク(あ、これはキックザカンクルーの曲でした)でも・・・シドはなんか身体から血が流れてて嫌だ!なんか・・・こう、マジな感じがする!「ガチやん。」っていう感じが! なんといいますか、私は、人生には、素直な柔軟さと、ユーモアが必要だと、いつも、思っています。

2 件のコメント:

  1. 20th Century Flightいいですね!車谷さんも僕が好きだったラジオ番組(ジョージ・ウィリアムズと古川太郎さんとマイクロジャースというイカしたおっさん達。)にしょっちゅうかかってて、その番組で知りました。その時は、最近の曲だと思うんですけど、ちょっと暗い曲だったのでピンとこなかったんですけど、幅広い楽曲が多いのですね。そういえば月光さんもこの人の曲好きだったはず。お~い、月光さ~ん。たまにはジミーペイジにも顔出せよ!!
    スパルタローカルズ。初めて知りました。なんというか、バンドの顔がちゃんと見える音というか、自分なりのそう、「なり」の詞とメロディを持ってますね。POGO気に入りました!これからもジミーペイジさんで僕の知らないバンドや音楽に出会えると思うと、迸るワクワクさんを抑えきれないんだ!!ワクワクさ~ん元気ですか~!?子供の夢を壊さない為にも、あまりバラエティ番組には出ないでください!!すみません。スパルタローカルズの話からワクワクさんの話になっちゃいました。
    RIZEってライズって読むのか!僕ずっとリゼって読んでましたまじで。押尾さんのバンドはリブでしたね。なんかごっちゃになってました。これまたすいません。
    Kids / MGMTこれ聞いたことあります!よくラジオでかかってましたね。PVは初めて見たんですけど、赤ちゃんのお芝居、素晴らしいですね。やっぱむこうの国は1枚上手ですわ。所で2分33秒辺りでお母さんらしき人が赤ちゃんをドサッと落としているように見えるんですけど、ここが一番大丈夫なのか!?と思いました。
    坂本慎太郎さんはそろそろミュージックステーションに出てもらいたいですね。
    パフォーマンス、大事ですよね。ライブにおいて一番大事なのは、歌うまく歌う、演奏揃えるじゃなく!!そう、パフォーマンス!!所謂、叩きつけるってやつなんですね。僕の好きなミュージシャンもみんなライブパフォーマンス素晴らしいのですが、その中でもエゴラッピンのボーカル中納良恵さんにパンクス精神を感じます。そういえば、ジミー君は女性ボーカルあんま聞かねえとかいうのをhabboのメモで読んだ記憶があるのですが、まあエゴラッピンなら知ってると思うし、良かったら見てください!!http://www.youtube.com/watch?v=DGdIA42SGKM
    このキーボードの人まで飛び跳ねちゃうような、お客さんをちゃんと楽しませようとしているパフォーマンスが好きですね。
    なので、脱糞!放尿!動物の臓器投げ飛ばす!とかは、やっぱ音楽とは結びつかないし、何やってんだ・・という感想しか浮かばないですな。
    でも僕山塚アイさんは好きです!いやね、この人を初めて見たのは(名前はよく聞いたことあったけど、イマイチなにがすげー人なのか、わからなかった)このナイナイと共演してる動画なんですけど、
    http://www.youtube.com/watch?v=vGL00Z7v_wA
    この41秒辺りで紹介されてるライブ映像に痺れまして。もうすんげーかっこいいな!!!なんだこの人!!!!!「ワキャキャキャウンキャーーッ」ってこれもう歌唄ってねーけど、でもなんか・・・これが叩きつけるってやつなのか!?と、心臓を鷲掴みにされました。
    その後ハナタラシの30分のライブ映像も見たんですけど、山塚さんがひたすらドラム缶やガラス瓶やらを投げてるだけなんですけど、これもなんかね、人間の血が通ってるような、よくわからないけど、少なくとも感情を揺さぶられました。というか、チェーンソーとユンボは知らないけど、この映像の山塚さんは感情をぶつけてるような気がします。そういえば、雑誌のインタビューで森三中大島さん並のいじめに遭っててその衝動やとか言ってたので、怒り!の感情なのではないかと思います。なので僕も赦したいと思います。
    あとやっぱゴリラと生活するジョニーロットンはパンクですよね!ジョニーロットンのパンク映像見たいんですけど、(今の所、神聖かまってちゃんのロックンロールは鳴り止まないのPVに出てくる彼しか見たことないんだ!)youtubeで「ジョニーロットン ゴリラ」と検索してもイマイチどれを見ればいいのかよくわからないんで、何かお勧めあったら教えてください!!

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    1. べんてん君、こんばんは。月光くんとは漫画の趣味があうと勝手に思ってるんだけどな~。月光く~ん、喧嘩商売も好きなのかよ~。じゃあ喧嘩商売の話しようよ~。あるある探検隊のリズムに乗せてさ~。って、驚愕の事実を確認するけど、月光くん、もしかして・・・このブログ読んでないよね・・・!?だからコメント欄に至っては絶対チェキかましてないよ・・・な?見てない・・・はずだよな・・・?(かまってほしくて・・・夏。)
      で、押尾学は本人の全く意図しない形で最高のパンクロッカーになっちゃいましたね。自分はカートコヴァーンの生まれ変わりって言ってたけど、「ヤクに溺れて全裸のパートナー死なす」って曲のタイトルにできるほどのパンクじゃないですか。現代のシドヴィシャスは彼に決まりだ!(そういえばhabboで、べんてん君と“椎名林檎が内田裕也の事を「現代のシドヴィシャス」って言ってたけど、あれはどうかと思うよね” という話を軽くした事があったネ。)あと押尾学、wikiにさりげなく「自称ロックバンド」って書かれてて、それはちょっと可哀相でした。
      ライズはWhy I'm meって曲の歌詞が面白くて。「言ってたんだ 俺の親父が!(オイ)“手を出せ。俺と同じだ。”」っていう。僕はこの曲を聴いた時、俗に言うリア充の思考回路ってこうなってんだ、と勉強になりました。
      いや~、エゴラッピンはあんまり聴いた事がなくて。っていうか女性ボーカル苦手ってよく覚えてましたね!いちいちメモ帳使って壁にそんなこと書くなよって感じですが覚えててくれてありがとうございます。なので早速youtubeチェキりましたよ!サイコアナルシスて!!めちゃくちゃ良いじゃないですか~。ありがとうございます!でもそういえば「くちばしにチェリー」好きだったなァ。そう、なんか、パフォーマンスって、メンバー達が楽しんで、それにくっついた形でお客さんも一緒に楽しめるいいなあと。あとちょっとパフォーマンスのジャンルが違いますが、僕はデビュー当時の氣志團がめちゃくちゃ好きで、ライブにも行った事あるんですが、ほとんど笑っていた記憶しかないです。10代の頃は、恥ずかしながら「ライブで脱糞とか射精とかマジで悲しみロックフェスティバル(byスネオヘアー)!!マジかっこよ!!かっこよくない理由がない、逆に!!!」って思ってた頃もあったんですが、これはもう僕が単純に年取って老いたからなんでしょうね~。フツーに歌ってるだけなのに、醸し出してるオーラがめちゃくちゃカッコイイ人達とかいるじゃないですか。そういう人達のほうがかっこいいなぁと思っちゃって、一時期、やりすぎたパフォーマンスを敬遠してました。あとべんてん君が好きだったら申し訳ないのですが、僕、神聖かまってちゃん苦手なんですよ。でも「ロックンロールは鳴りやなまいっ!」は良い曲だと思います。
      ていうかナイナイと共演とかしてたんだ。全然知らなかったよ!ていうか・・・ボアダムズかっこいいなやっぱり。ていうかハナタラシってバンド名のセンスやばいよね。ノータリン(放送禁止用語なんでしたっけ)とか、そういう直接的な表現じゃないのに、めちゃくちゃアホそうな感じがして。あと山塚の爆裂したヘアスタイルもやばいですね。
      よし、赦そう!!!恩赦です!!
      あとジョニーロットンの事はべんてん君がツイッターで呟いてましたよね!「ジョニーロットン ゴリラ」で検索するからダメなんじゃないの~?その検索ワードから「ジョニーロットン」を抜いて試してみて!ゴリラの自然の中での暮らしっぷりが見れるはずやから。心もホッコリや~!で、セックスピストルズは言わずもがな、伝説となってるので今更Youtube貼るまでもないかなぁ~^^;(おすすめの動画の引き出しがない為、逃げようとしています!)いやでもマジで、これを見ろ!!ミロ(ココア味)!っていうのは無いんです。ただライブ映像は本当にかっこいいですよ。ていうかSex Pistolsで検索してあがってきた動画片っ端から見ればいいんだ!俺達は恵まれている!でもなんか、VHS買って見たいよね。気分的に。
      http://www.youtube.com/watch?v=wHiGR0iuTUo
      http://www.youtube.com/watch?v=yqrAPOZxgzU
      何か派手に物をブッ壊したりしてるわけじゃないんですが、なんていうか、格好良いんですよね。なぜでしょうね!ピストルズは存在が「神」みたいになってるけど、ジョニーロットンが最後のライブで言った「騙された気分はどうだい」がピストルズの全てを物語ってると思うんですよね~。結局は金にまみれたバンドだったし、俺はオジサンにもなるし太るし、ゴリラと生活もする!!みたいな。神だパンクだと崇めてたファンを、馬鹿じゃないの?って一喝してやりたいと思っていたのかもしれない。と勝手に推測して勝手に痺れる、セルフ痙攣!!あとはパブリックイメージリミテッドの曲もオススメです。
      http://www.youtube.com/watch?v=ylOCIP54PIQ
      PILの曲は、今までの「これがワイのパンクロック魂や!!」みたいな感じが無くて、どこかうっすらと暗いというか、陰鬱な曲が多いんです。
      あと僕にとって忌野清志郎さんはジョニーロットンと同じ位置にいるんですが、タイマーズの放送事故動画はおすすめです。有名だから見たことあるかもしれませんが。最後の「ざまあみろ」は、もう涙出るほどカッコイイよ!
      http://www.youtube.com/watch?v=AzfySw2QNGw

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