2013年9月27日金曜日

ご飯が炊ける8分前のあの匂い


曲の話です。


Grandaddy / A.M. 180

この曲をBGMにしながら夕暮れの商店街を歩いていると、猛烈に死にたくなる素晴らしい曲です。ピンクサロンの厭らしいネオンや必要以上にポジティブなネーミングの商店街のゲート(ニコニコしてる太陽のイラストなど有り)をくぐった、寒い仕事の帰り道。あんなに寂しくなることも、そうはないと、僕は思います。最期があっけなく、唐突に訪れる。幼い子供がピアノの鍵盤をたたく様に、あっという間にメロディが終局する。くるりの青い空の終盤のような曲の畳み方がとても好きで、何度でも聞いてしまうし、その度に寂しくなって、人の家に干してある布団をおもむろに噛み千切ってしまいたくなりますね。

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Ratatat/ Seventeen Years

最初はあまりピンと来なかった曲ですが、何度も聞いているうちに味わいが深くなり、最終的には耳の穴の検閲官(甲斐よしひろ似)が「よし通れ」と許可をくだしました。

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Fastball / The Way

久しぶりに聞いた。はじめて聞いたのは9、10年ぐらい前だったような気がする。手元には何もない。それでも、強く心に残ってる曲って、意外と覚えてるもんですね。だいたい好きな曲に共通しているのが、「この曲のどこがそんなに好きなのか」と聞かれても、うまく答えにできない所です。これは僕だけに限った事じゃないとは思いますが。『いや、このなんか、グッときてふわっとするけどなんかストンって落ちちゃう感じがさあ・・・。』としか言えないんです。かといってあまりにも掴みどころのない曲は、「・・・で!?!?!?!?!?!」って感じで、ピンとこないですね。

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The Undertones / Here Comes the Summer


一時期、音楽の収集への情熱が半端なかった私。手当たり次第、聞ける音楽はなんでも聴きました。インディーズのクソ底辺バンドが集まる洋楽サイトでジャケットが良さそうな曲をひたすら聞いてみたり、絶対に聞かないようなジャンルにも挑戦して、誰の力も借りず、自分で良い曲を発見した時の高揚感は凄かった。しかし100曲聞いても「ウオオ!!」と思う曲って、1曲か2曲ぐらいですから、効率が悪すぎる、とは思います。自分にとって良い曲だと思えるものを、人を通じて知る事は、素晴らしい事だと思います。そして世の中の何よりも強いものは、そして価値のあることは、『若さと無職』だと、私は知りました。今でも思っています。間違っています。

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Bobby Hebb / Sunny

時々、思い出して、聞きたくなってしまう。Chris Montezのカバーも、独特の甘い声と彼の持ち味をしっかり出していて好きなんですけどね。ボビーヘブがコーヒーだったら、クリスモンテスはカフェラテって感じですが、泡にラテアートが描いてあって、それを上からカメラで撮ってスマホのアプリで正方形に切ってヴィンテージ加工してツイッターにアップするような、そんな反吐が出るような感じではありません。

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CHRIS MONTEZ - CALL ME

そんなクリスモンテス。外見は綺麗なジャイアンっぽいです。ドレスに身を包み、小鳥の集まる庭でティータイムを楽しみながら、しっとりしたい時に聞きます。でもこの時代から洋楽を聞き始めたら歯止めがきかなくなってくるので、程々にしておきたいと思います。

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ご飯が炊けましたので。本日は、玄米ごはんをいただく予定です。
その辺のジジイより、よく噛んで食べるように心がけています。

2 件のコメント:

  1. Sunny好きです。AJICOもカバーしてましたよ。こっちはダージリン・ティーって感じですかね。

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    1. 知りませんでした!早速、聞きました。教えてくれてありがとうございます。AJICOのSunnyも、味があっていいですね。
      Sunnyのカバーは500曲超えてるそうなのですが、さすがに500曲て!

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